「広告」と「販促」の違い

こんにちは! プロモーションコンサルティングをやっています『OneTheory 是信 雅』 です。

クライアントや制作ツール会社の方々でも、よくご理解されていない方がいるぐらいの
「プロモーションとは」「広告と販促の違い」を本日は解説していきます。

1丁目としてここを知らないと、無駄な広告宣伝費を使うことになっているかもしれません。

まずマーケティングの4Pと言われる売り手視点の概念があります。

プロダクト・プレイス・プライス・プロモーションの頭文字をとって4Pっていいます。

プロダクトはどんなモノやサービスかといった製品を指します。

プライスは文字通りいくらで売るか、支払方法などを指します。

プレイスはどこで売るか、売場のどこ?配送などを指します。

そしてプロモーションはどうやって知ってもらうか?手に取ってもらうか?

いわゆる「価値の伝達」を担います。

どんなにいいものだからといって「知ってもらわないと気付きませんし、気付いても購入または継続購入への仕掛けも必要だったりします」

これが「プロモーション」の役割です。

次にプロモーションを分解します。ここで広告とか販促が役割として登場します。

ユーザーの状態から見ていただくのが分かりやすいと思いますのでこちらをご覧ください。

知らない人にはまず知ってもらう、覚えてもらう、興味関心を持ってもらうのが

広告やPRの役割です。

◎広告【advertising】の

 目的は『認知拡大』。生活の中で見聞きする機会を与え、消費者に覚えていただく。これが広告です。

テレビCM・ラジオCM・新聞・雑誌などの広告が一般的ですね。これらはオールド媒体と言われていますが、

表示するターゲットや地域が絞り込めたりするインターネット広告も媒体としてもちろん重要です。

◎PR【Public Relations】の

 目的は『ファン(過去・現在・未来)との良好な関係づくり』と言いましょうか。「ファン」という表現をしましたが、一般的には「ステークホルダー(利害関係者)」を指します。社内外、つまり従業員・消費者・取引先・メディア・株主・地域の方々などのことです。

 サービス広報は「ファンの醸成」とも言えますが、時間がかかります。広告は「有料」でメディアに掲載してもらい、パブリシティは「無料」ですがメディアが掲載するか否か判断します(ペイド・パブリシティというのもありますが)。SNSもPR活動の一部と言えます。

 広告は「時間を買う」、PRは「あまりコストはかからないが時間がかかる」と言うイメージで概ね合っています。

そして販促は、購買への一押しをする、そのためにはまず試してもらう、買ってもらう、続けてもらうなどの領域を指します。

◎販売促進【Sales Promotion】➡略して「販促」「SP」と言われます

 目的は文字通り『製品やサービスの販売を促す』ことです。広告やPRは「広く認知してもらう」「良いイメージを持ってもらう」などに対し、販促は「直接的な需要の喚起・購買への直接的な働きかけ」になります。「来店してもらう」「試してもらう」「買ってもらう」「続けて買ってもらう」直接的な働きかけが販促です。

◎ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングは、ユーザーに対して直接的にオファーや情報を届けることを指します。はがきによるダイレクトメールや、LINEなどメッセージツールを使うなど、性別や年代、お住まいの地域などセグメントを絞って配信したり、個人情報の扱いへの細心の注意は必要ですが今後さらに買い物データからより絞り込まれた告知が可能になっていく分野です。

※ちなみに4Cは買い手視点。モノがあふれ顧客視点も重要視されるようになって生まれた概念です。

私のYouTube「売れる販促これこれチャンネル」でも解説していますので、良かったらご覧ください。

自己紹介動画 https://youtu.be/XllUNgZR9LE
広告と販促の違い https://youtu.be/7zeuOq3poeg

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